ブログ運営をしていると「パンくずリスト」という名前を目にしたことがある方は多いと思います。
実はパンくずリストを設置しておくと、ユーザーが便利に感じるだけでなくSEOにも効果的なのをご存じですか?
パンくずリストって何?という方はぜひ見て下さい!
今回はWordPressでブログをしている方やJINのテーマを使っている方向けに、初心者でも簡単にできるパンくずリストの設置方法を解説していきます。
この記事で適切な設置方法やSEOを意識した使い方をマスターしてくださいね!
パンくずリストとは?
パンくずリストとはユーザーが「サイトのどの内容を読んでいるか?」が視覚的に分かるリストのことを言います👇

一般的には「ホーム>カテゴリー>記事タイトル」が表示されます。
このリストを表示しておくことでユーザーがホームに戻って別の記事を見たり、同じカテゴリーの違う記事を見ることもできるので、SEO評価で重要な「ユーザーの利便性」に役立ちます。
パンくずリストはなぜ必要?設置するメリットとは
パンくずリストを設置することで、ユーザー側と検索エンジン側それぞれにメリットが…!
理由を以下で解説します。
ユーザー側のメリット
まず、ユーザー側にはパンくずリストでどこにいるかをナビゲーションしてあげることで、サイト内で迷うことがなく離脱の防止や長期滞在につながります。
また、カテゴリー内の記事も探しやすくので、回遊率を向上させるメリットがあります。
検索エンジン側のメリット
検索エンジンがパンくずリストを辿ることで、検索エンジンロボット(クローラー)が巡回しやすくなりサイト内の階層構造も把握することができます。
これにより、素早くインデックスされやすくなるメリットがあります。
また、適切なパンくずリストを設置することでカテゴリーや階層構造も検索結果に表示されるようになるので、タイトルだけでなくパンくずリストからの流入も見込めますよ♪
クリック数の増加も見込めるのでSEO効果に期待できますね。
パンくずリストの種類
パンくずリストには「位置型」「属性型」「パス型」の3つがあります。
位置型パンくずリスト
位置型は「サイト内のどの記事を読んでいるか?」をナビゲーションしてくれるパンくずリストです。
(例)

この画像のように「ユーザーの現在地」が分かりやすいのが特長です。
おもに個人のブログサイトや多くの記事を保有するwebサイト向けに使われていることが多いです。
属性型パンくずリスト
属性型はユーザーの現在地ではなく、「どのカテゴリーに分類されているか?」を示すパンくずリストです。
(例)

引用元:ユニクロ
おもにネットオークションなどのECサイトや不動産情報サイト、自社商品を扱うオウンドメディアなどに向いています。
パス型パンくずリスト
パス型は「ユーザーが辿ってきたページの履歴」を表示するパンくずリストです。
「履歴型」とも呼ばれています。
ただ、こちらはブラウザの「戻る」ボタンと同じような機能なため、現在使用しているサイトは少なくなっています。
WordPressでパンくずリストを簡単に設置する方法
ではパンくずリストの必要性が分かったところで、あとは設置するだけ!
パンくずリストを設置する方法にはHTMLで設置する方法とプラグインを利用する方法の2種類がありますが、今回は簡単にできる方法として主流のプラグインの利用を解説していきます!
5分もあればできるので今やってみましょう!
WordPressプラグイン「Breadcrumb NavXT」で設置する方法
- まず、パンくずリストのプラグインで人気の「Breadcrumb NavXT」をダウンロード
- 「有効化」をクリック
- 「設定」をクリック
ここまでいったら細かな設定が少しあるので以下に解説します。
設定方法
まず「Breadcrumb NavXT」の設定画面から「パンくずの区切り」というところを「>」や「/」などに変更します👇

私のブログでは「>」にしているので、記事上での区切りはこうなります👇

次に「パンくずにホームページを含める」にチェックを入れましょう。
ホームページ=トップページに戻れる機能です。

上の3か所の下線部分は「Go to %title%」「%title%」などとなっていると思います。
このままでも大丈夫ですが、ブログ名が表示されるためタイトルによってはユーザーがホームボタンだと分かりづらいこともあります。
3か所とも「ホーム」「トップ」などに変更しておくのが無難です。
変更したら、「変更を保存」を押してください。
最後に「投稿タイプ」へ移動して「カテゴリー」にチェックが入っているかチェックしましょう👇


以上で設定は完了です!
パンくずリストを上に表示させる
基本は記事上部にパンくずリストを表示するので、下記のコードをheader.phpに入力するだけです👇
<div class="breadcrumbs" typeof="BreadcrumbList" vocab="https://schema.org/"> <?php if(function_exists('bcn_display')) { bcn_display(); }?> </div>
「外観」→「テーマの編集」→「テーマヘッダー」の最後の部分にコードを追加していきましょう。
JINでパンくずリストを設定する方法
JINには元々「外観」→「カスタマイズ」→「その他の設定」にすすむと「パンくずリストの表示」というものがあります👇

ここを「表示」にチェックするだけで記事下部にパンくずリストが表示されます👇

これを記事上部にも表示させたい場合は「Breadcrumb NavXT」のプラグインをインストールして上記のとおりに設定するだけです!
私はJINのパンくずリストとプラグインで上下に表示させてます♪
パンくずリストを設定する際の注意点

最後にパンくずリストを設定する際の注意点を4つ解説していきます。
カテゴリーを分かりやすくしておく
もう一度いいますが、パンくずリストはユーザーが「どの記事を読んでいるか?」のナビゲーションです。
回遊率を上げるためにも「どんな記事があるカテゴリーなのか?」を分かりやすく分類しておきましょう。
全ての記事に設置する
カテゴリーに分類している記事はすべてにパンくずリストを設置しましょう。
同じカテゴリーなのに設置していない記事があると、パンくずリストにつながらず回遊率を下げてしまう原因にもなるので注意が必要です。
記事上部に設置する
クローラー(検索エンジンロボット)は記事上部のパンくずリストを活用して巡回します。
JINでは記事下部にしか設置できず、そこからはクロールしないのでプラグインを使って記事上部にも設置しておきましょう。
リンクエラーは適宜チェックする
パンくずリストを設置していてもリンクが切れているとユーザーが何もないページに飛んでしまい離脱の原因になります。
また、クローラーも巡回できなくなるのでリンクエラーは定期的にチェックしましょう。
パンくずリストを設置することでSEO効果はある?

結論からいうと、パンくずリストを設置することでこのようなSEO効果に期待できます👇
【パンくずリストSEO効果】
- ユーザーがサイト内で迷うことがなく離脱の防止や長期滞在につながる
- 回遊率の向上につながる
- 検索エンジンロボット(クローラー)が巡回しやすくなる
- 早期にインデックスされやすくなる
- カテゴリーや階層構造も検索結果に表示されるようになる
- クリック数の増加が見込める
このように間接的な役割でSEO効果に期待できます。
パンくずリストはユーザーのナビゲーションという意味はもちろん、SEO対策の重要な役割を果たすことができますよ♪
パンくずリスト以外のSEO対策はこちらを参考にしてみて下さい👇

【まとめ】パンくずリストはWordPressで簡単に設置できる!
WordPressでパンくずリストを設置する際は「Breadcrumb NavXT」プラグインを使って簡単に設置していきましょう。
設置しておくことでユーザーが記事を探しやすくなり、検索エンジン側も巡回しやすくなるためSEO効果にも期待できます。
適切な位置(記事上部)に設置してアクセス数の増加につなげましょう!
最後まで見て下さりありがとうございました。