歯医者の 定期検診 の重要度について
こんにちは!
突然ですが、歯のメンテナンス
してますか??
この記事を気にかけて見て
下さったあなたは上位2%に入ります。笑
(理由は後ほど説明しますね)
「症状ないけど行くべきなの?」
「行っても意味がない」
と思うかもしれません。
今回、歯医者の定期検診の内容について
- 通院頻度
- 検診内容
に分けて歯科医院に長く勤める私が
実際の体験と知識を元に
解説していきますね♪
【この記事の作成者】

- 歯科衛生士歴10年
- 虫歯、歯周病、審美、外科、小児、矯正など歯科に関係するほぼすべての分野で実践経験あり。
- 2歳と0歳の育児奮闘中ママ
日本の 定期検診 受診者の割合
まず最初にこちらのグラフをご覧ください👇

定期的に歯医者を受診している割合は
日本2%…
2パー!!笑
先ほどの上位2%はこのことです。
「定期的に行ってるけど…?」という方は
どうやらレアケース。
ちなみに
予防先進国のスウェーデンは90%!
美容院に行く感覚で
ほとんどの方が当たり前に
メンテナンスしています✨
80歳の歯の残存数も記載されていますが
グラフのとおり定期検診の受診率と
比例しているため、重要度が高いことが
分かります。
歯医者の 定期検診 頻度はどのくらい?

予防先進国スウェーデンの
定期検診受診率は
大人で約90%、子供は100%です。
日本でも大人より
子供の定期検診に
行かれる方は多いですよね…!
この受診率の高い理由は
スウェーデンやアメリカなどの
予防先進国では自費診療なこと。
「治療になる前に予防する」という
風潮が当たり前にあるようです。
そんな予防先進国の定期検診の頻度は
3カ月!✨
実際に3カ月ごとに定期検診を
受診する方の中で
虫歯や歯周病が初期段階で見つかり
早期治療で治している方を
何人も見てきています。
つまり、症状がでてからでは
手遅れなこともあるということです。
その統計がこちら👇

将来の残存歯数に関わっているのが
明らかですね…!
日本の 定期検診 の頻度は…?
・3位:3カ月
・2位:半年
・ダントツ1位:症状が出てから受診
だそうです…💦
予防に関してはまだまだ後進国な日本。
重要性を知らない方が多いのも事実です。
ぜひ3カ月を目安に
メンテナンスしていきましょう!
歯医者の 定期検診 はどんなことするの?

「症状が出た時しか歯医者に行かない…」
そんな方は定期検診でどのようなことを
行うのか気になりますよね。
おもな内容はこんな感じです👇
- 問診
- レントゲン撮影
- プロービング
- クリーニング
- 歯磨き指導
- 虫歯チェック
専門用語もあるため
項目ごとにポイント解説していきます!
1,問診

初めに
- 気になる所
- 症状がある所
などを調べるために問診をとります。
病気や服用薬などが
その原因を増大させている
可能性もあるため、
細かな所までしっかり
問診表に記入しましょう。
2,レントゲン撮影

これは検診時に毎回ではありませんが
基本は1年に一回、確認のために
レントゲン撮影を行います。
これは目視では確認できない
- 歯の根っこの部分
- 歯間の虫歯の有無
- 歯周病の進行状況
などを同時にチェック
するためです。
「見た目ではそうでもないけど
レントゲン撮影すると
とても深い虫歯になっていた…💦」
なんてことも実はあるある!!
体の病気と同じで、見た目は
なんともなくても内部で
進行していることがあるのです。
目視だけでは見えない部分なので
とても重要な資料になります。
3,プロービング

これはあまり聞きなれない
言葉かもしれませんが
歯周ポケットの深さを測る検査です。
この深さを測ることで
歯周病の進行レベルが分かり、
クリーニングをする前の
とても重要な検査になります。
この検査で歯茎から出血が
ある方はすでに感染している証拠です…!
4,クリーニング

歯ブラシでは取れなくなった
歯石や着色汚れを落とすクリーニング✨
自宅のセルフケアとの違いは
- バイオフィルムという細菌膜が剥がれる
- 歯石がとれる
- 着色汚れがとれ自然な白さがでる
ということ。
クリーニングをすることで
歯面が滑らかになり汚れがリセット!
口内細菌を減らすことができます。
子供への感染リスクも減るので
一石二鳥!
約1カ月程度は
汚れ自体が付着しづらい状態を
保ってくれるため定期的に行うことを
推奨します。
5,歯磨き指導

クリーニング後に歯科衛生士から
- どこに汚れが多くついていたか
- 汚れが溜まりやすい場所
- 歯ブラシの適切な当て方
- フロスのやり方
など、
セルフケア向上のための指導を行います。
実際、指導後に状態が
改善している方も
多くいらっしゃいます…!
モチベーションアップにもなるので
しっかり覚えて自宅でも実践しましょう。
6,虫歯チェック
最後に先生による虫歯や口腔状態の
チェックになります。
ここで虫歯が発見された場合は
次回以降で予約し、治療が必要です。
番外編:染め出しやフッ素
何年も定期的に通われている方は
もはやセルフケアのプロ。(笑)
そんな方には磨き残しが染まる
染め出し液を使った検査を行なってから
クリーニングをすることも。
(もちろん通常でも行う歯医者はあります)
これは歯科医院によって
やる医院とやらない医院がありますが
セルフケア向上のためにも
染め出し検査はとても重要です!
※染め出し検査は自宅でも
行うことができます👇
そして子供だけにしかやらないと
思われがちですが
大人にも虫歯予防には歯医者で行う
高濃度フッ素塗布はとても有効です✨
虫歯リスクが高い方には
私も毎回行っています。
「自宅でも虫歯予防の
フッ素を取り入れたい…!」
という方は
こちらの記事をご覧ください👇

虫歯や歯周病は静かに迫る…


虫歯や歯周病は初期の段階では
痛みも違和感もほとんど感じません。
症状が出た時にはかなり進行している
慢性の感染症です。
最初にあったグラフのとおり
定期検診やクリーニングを受診することと
将来の残存歯数は明らかに比例
しています…!
毎日しっかり磨いていても
見えない磨き残しが徐々に蓄積し
虫歯や歯周病に進行…という方がほとんど。
歯医者の定期検診に行くと
そんな原因を歯科医師がいち早く見つけ
歯科衛生士がクリーニングやケア方法を
教えてくれるので
問題になる前に改善できておすすめです✨
ぜひ、美容院感覚で歯医者も
定期的に通ってみてくださいね♪
次に予防意識が高まる
こちらの記事をご覧ください👇



最後まで読んで下さり
ありがとうございました🌸