キーワード検索ボリュームとは?
検索ボリュームとは、キーワード選定の際に「どのくらいの人がそのキーワードで調べているか?」というのが分かる指標のことをいいます。
一般的に1カ月に検索された回数が分かります。
おもに、ブログのテーマや記事を作成する際に決める「キーワード」を選ぶときに参考にしていきます。
適切なキーワード選定を行うことは、検索エンジンから効率よくアクセスを集めることにもつながります。
今回は、キーワード選定の手順や検索ボリュームの調べ方・選び方について全ての流れを解説していきますね!
【この記事で分かること】
- キーワード選定の手順
- 検索ボリュームを無料ツールで調べる方法
- 検索ボリュームの選定方法
- SEOとの関連性
最後まで読むと、検索ボリュームを調べることの必要性やSEOに効果的なサイト構成の仕組みが分かりますよ♪
ではさっそくいきましょう!
【検索ボリュームを調べる前に】キーワードを選定する3つの手順
記事を作成する際に、テーマは決まっているもののどんなキーワードにすればいいか悩みますよね。
ユーザーが検索するであろうキーワードを自分で決める方法もありますが、調べる数にも限界があると思います。
まずは検索ボリュームを調べる前に、キーワード候補を選ぶツールを使って決めていきましょう!
3つの手順で解説していきますね。
①メインワードを決める
まずはブログのメインになるキーワードを挙げていきましょう。
例えば「育児」をテーマにしたブログであれば「知育」「宅配食材」「おもちゃ」といったメインキーワードが考えられます。
メインキーワードは「ビッグワード」に当てはまるため、「知育」といっても「知育教材」「知育玩具」など様々なジャンルがありますよね。
つまり、ビッグワードの記事は検索する人が多すぎて検索上位には上がりづらいということです。
ですので、メインキーワードが決まったらそれに関連するサジェストキーワードをリサーチしてジャンルごとに細かく分けて記事作成する必要があります。
このサジェストキーワードをまとめて調べる方法を以下で解説します。
②サジェストキーワードをリストアップする
サジェストキーワードをリストアップするには、ラッコキーワードというツールを利用します。
「ラッコキーワード」のトップページを開きます。
例えば、私の場合は歯科衛生士なので「歯科」の記事を書くことが多いのですが、仮に「歯ブラシの記事」を書くとします👇

上記の画像のように記事にするメインキーワードを入力。
そうすると、「歯ブラシ」で検索している人が「どんな関連キーワードで検索しているか?」が一覧ででてくるので、右上の「全キーワードコピー」をクリックしましょう👇

ここでコピーしたキーワードの中で「検索回数(検索ボリューム)が多いもの」を調査していきます。
③検索ボリュームを調べる
ラッコキーワードでキーワード一覧をコピーしたら、ここで初めて検索ボリュームを調べます。
このキーワード選定は自分で想像していたよりもはるかに多いので、一つずつ検索ボリュームを調べていくのは難しいですよね。
検索ボリュームもラッコキーワード同様、一括で調べるツールがあります。
ここからはそのツールを使って実際に検索上位にヒットできそうなキーワードを調べていきましょう。
【図解付き】キーワード検索ボリュームを無料ツールで調べる方法
まず、検索ボリュームを調べるツールにはいくつか種類があります。
有名なツールはGoogleキーワードプランナーですが、それ以外にも便利な無料ツールがあるので順番に紹介していきますね♪
Googleキーワードプランナーで調べる方法
まず、Googleの「キーワードプランナー」へアクセスします👇

引用元:Googleキーワードプランナー
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック👇

先ほど紹介した「ラッコキーワード」でコピーしたキーワードを赤枠の欄に貼り付ける👇

「開始する」をクリックすると、検索キーワードと検索ボリュームが一覧ででてきます👇

この画面がでたらキーワードの隣にある「月間平均ボリューム」をクリックすると、検索ボリュームの多いキーワード順に表示されます。👇

これを元に検索ボリュームや競合性を見て「どのキーワードで記事を作るか?」を決めていきましょう。
選び方については後述します。
キーワードプランナー以外の無料ツールで調べる方法
検索ボリュームを調べる便利な無料ツールは、キーワードプランナー以外にもあります。
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
- aramakijake.jp(アラマキジャケ)
- Keyword Surfer(キーワードサーファー)
それぞれ機能の充実度や特徴が異なるので、以下で解説します。
①Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

引用元:Ubersuggest
ウーバーサジェストは検索ボリュームはもちろん、サジェストキーワード(「検索ボリューム ツール」など関連するキーワード)や競合分析の難易度もまとめて表示してくれるとても便利なツールです。
私もおもにウーバーサジェストを愛用しています。
(例)「キーワード概要」から記事のメインキーワードを入力👇

引用元:Ubersuggest
「検索ボリューム」で調べたとします。
「検索」をクリックすると、以下が表示されます👇

引用元:Ubersuggest
表示されているワードの意味はこちら👇
- ボリューム:ユーザーの月間検索数
- CPR:Google広告のクリック単価
- 有料難易度:有料検索の競合分析結果
- SEO難易度:オーガニック検索の競合分析結果
上記の結果が全て表示されます。
何より、メインキーワード以外のサジェストキーワードも検索ボリューム数が多い順に表示してくれるので記事の題材を決めやすいのも特長。
注意点は無料版と有料版があり、無料の場合は1日3回の利用制限があります。
「chrome拡張機能」を使うと検索結果の方にも反映されるので無料版の上限を超えたらこちらも参考にしています👇

無料制限を超えても検索画面で使えるのは便利ですよね。
しかも競合サイトのドメインパワーや流入見込みまで把握することができるので、
「このキーワードでは勝ち目がないな」
「これなら自分でも上位に食い込めそう…!」といった1つの参考資料になります。
無料版での利用制限で見られない範囲はキーワードプランナーと兼用して使うのも有効です。
②aramakijake.jp(アラマキジャケ)

引用元:aramakijake.jp
アラマキジャケは完全無料のツールです。
このツールで調べられる項目は以下になります👇
- 関連語
- 月間推定検索数(Google・Yahoo)
- 月間検索アクセス予測数
上記で説明したウーバーサジェストとの違いは、複数の検索ボリュームを調べることができないので1つずつ関連語を検索する必要があること。
複数の検索キーワードやボリューム数を一括で調べたい場合はキーワードプランナーやウーバーサジェストが便利です。
検索ボリュームはGoogleとYahooそれぞれの検索結果が表示されます。
完全無料ということもあり、キーワードによって精度が異なるため他のツールと併用して利用するのがおすすめです。
③Keyword Surfer(キーワードサーファー)

引用元:Keyword Surfer
キーワードサーファーはchrome拡張機能で使用できる無料ツールです。
このツールで調べられることは以下になります👇
- 検索キーワードの検索ボリューム数
- 競合サイトの月間アクセス数
- 記事の単語数
- ページ内で使われている検索キーワードの数
- 関連語の検索ボリューム
chromeウェブストア画面からダウンロードして「chromeに追加」をクリックすることで、Google検索をすると検索画面にボリューム数が表示されるようになります👇

引用元:Keyword Surfer
キーワードを検索すると、検索窓にボリューム数もでてきます。
また、上位の競合サイトアクセス数や記事内で使われている単語数も表示されるので便利です。
個人的には、ドメインパワーも参考にしたいのでウーバーサジェストを利用しています。
検索ボリュームで調べたキーワードの選び方

検索ボリュームで調べたキーワードの選び方は以下が重要です👇
- ブログの階層化を理解して検索ボリュームを選ぶ
- SEO対策に効果的な方法で検索ボリュームを選ぶ
1~100といった小さいボリューム数で上位表示されても、検索する人自体が少ないのであまり意味がないですよね。
逆に、いきなり10000以上のボリューム数があるビッグワードを狙ってもブログの成長段階によってはうまくいきません。
まずは上記2点を理解して適切に選んでいきましょう。
ブログのサイト構造を理解して検索ボリュームを選ぶ
ブログのサイト構造とは「トップページ」「カテゴリー」「ブログ(個別記事)」に分かれてピラミッド型にするのが基本です👇

引用元:ディレクトリ構造の基礎
- トップページ:カテゴリー・ブログページの評価を集約し最後に評価を受けるページ
- カテゴリーページ:ブログページの評価を集約して評価を受けるページ
- ブログ(個別記事)ページ:検索順位の評価を受ける最初のページ
つまり、ブログ(個別記事)がGoogleから直接評価を受けるページになっています。
結論をいうと、個別記事では検索ボリュームの小さい記事(100~500程度)をまずは量産していこう!ということ。
ロングテールキーワードの個別記事を量産していくことで、以下に期待できます👇
- 上位表示を狙いやすくなる
- 上位表示される個別記事が増えるとカテゴリーの評価が上がる
- 検索ボリュームの高いキーワード(ビッグキーワード)で記事を作成してもヒットしやすくなる
関連した記事が多くなることで、専門性があるとみなされGoogleの評価も受けやすくなり、最終的には検索ボリュームの高い記事を作っても上位表示されやすくなります。
この仕組みを理解するとロングテールキーワードの個別記事から量産するという意味が分かりますよね。
まずはサイト構造を理解して検索ボリュームを選んでいきましょう。
SEO対策に効果的な方法で検索ボリュームを選ぶ
複数語を組み合わせたキーワード(ロングテールキーワード)を選んで記事を量産した方が良いという仕組みについてお伝えしましたが、実際にどのくらい量産すればGoogleから評価されるのか気になりますよね。
そこも含めて、SEO対策(検索エンジンに上位表示されるための施策)に効果的な方法で検索ボリュームを選ぶ方法を以下で解説します。
始めはロングテールキーワードを選んでSEO対策をしよう!
まず、先ほど紹介した無料ツールを使ってロングテールキーワードを調べていきましょう。
手順はこちらです👇
- ビッグキーワードを決める
(例:ブログ) - ミドルキーワードを調べる
(例:「ブログ 書き方」など主に2語の組み合わせ) - ロングテールキーワードを調べる
(例:「ブログ 書き方 コツ」などボリューム数の少ない複数語の組み合わせ)
それぞれの検索ボリューム(目安)はこちら👇
- ビッグキーワード:3000以上
- ミドルキーワード:500~3000
- ロングテールキーワード:100~500
この検索ボリュームで記事を量産する際にSEOに効果のある方法はこちら👇
- ロングテールで10記事ほど書く
- その次に関連したミドルキーワードで1記事書く
- ミドルが3記事ほどできたらビッグキーワードで1記事作る
ロングテールから記事を量産していけば、ブログへのアクセス数も増加していきます。
逆にロングテールで記事進行につまづいたら、先にビッグの記事から書いていくと「この記事も個別で書ける!」という発見があり、ロングテールの題材が見つけやすくなることもあるので、時間はかかりますがその方法もおすすめです♪
検索ボリュームツールでキーワードを選んだらやるべきこと

最後に、検索ボリュームでキーワードを選んだら絶対にやっておいたほうがいいことが2つあります。
- タイトルワードや検索キーワードでパーマリンクを決める
- 見出しワードを決める
SEO対策でさらに順位を上げるために有効な方法なので、具体的に解説していきます。
①タイトルワードや検索キーワードでパーマリンクを決める
検索ボリュームからキーワード選定を行ったら、タイトルはもちろんパーマリンク(URL)にもキーワードを入れるのが有効です。
(例)
- 「ブログ 始め方」のキーワード
- タイトル:ブログの始め方!初心者でも成功する方法
- パーマリンク:(例)https://mememama-club.com/how-to-start-blog
といった感じです。
検索ボリュームを決めるだけでなく、検索意図に合ったタイトルやパーマリンクを決めることで、クローラー(検索エンジン)にも発見されやすくなります。
なぜなら、Googleが分かりやすく構成するよう推奨しているからです。
推奨していることを実践すると評価にも反映されます♪
適切なパーマリンクはGoogleの推奨設定があるので、その項目をまとめたこちらの記事を参考にしてみて下さい👇

②見出しワードを決める
検索ボリュームからキーワードを選んで上位表示を狙う記事を作成するには「見出しワード」も重要!
見出しとはタイトルと別に記事本文で使うサブタイトルのことです。
見出しでサブタイトルを作ることで、記事の項目がひとめで分かるようになります。
そして記事に関連する見出しを作ることで、見出しのキーワードも検索順位にもヒットし、集客につながります!
例えば「歯ブラシ おすすめ」のキーワードで記事作成をし、見出しに「歯ブラシの選び方」という項目があれば、「歯ブラシ 選び方」で検索した人にもあなたの記事が表示される可能性があるということです。
記事作成のコツについては以下で詳しく解説しています👇



検索ボリュームを調べることはSEO対策に効果あり!
検索ボリュームを調べることはSEO対策の基本です。
検索ボリュームの大きさで検索順位やアクセス数が変わってきます。
また、ボリューム数が大きいほど上位表示が難しくなるので、まずはロングテールキーワードの個別記事を量産して評価を上げていきましょう!
キーワード選定以外のSEO対策はこちらにまとめています👇



あわせて参考にしてみて下さいね♪
最後まで見て下さり
ありがとうございました。