WordPressでサイトマップは簡単に作れる?そもそもサイトマップが何なのかイマイチ分からない。
WordPressを開設したものの、設定するものが多すぎて大変ですよね。
中でもサイトマップはサイト内のつながりをまとめた地図のようなものなので、作っておくとユーザーの利便性が向上し、SEO対策にもつながります。
サイトを運営する上で重要なものなのですが、記事を作成しても自動的に作られるものではありません。
今回はサイトマップの作成方法と設定方法を初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
この記事は2、3分もあれば読めるのでサクッと解決できますよ♪
ではさっそく本文へいきましょう!
サイトマップとは

最初にお伝えしたとおり、サイトマップとは「サイト内の記事がどのようなつながりになっているか分かりやすくまとめたもの」です。
サイト内の地図の役割があります。
設置しておくことで、ユーザー(読者)やGoogle・Yahooなどの検索エンジンがサイト内のカテゴリーや記事を把握しやすくなるメリットがあります。
SEO対策(検索エンジン最適化)に直接影響するわけではありませんが、Googleが推奨している「ユーザーの利便性」に関係があることから間接的な効果が期待できるものです。
サイトマップはこちらの2種類👇
- HTMLサイトマップ
- XMLサイトマップ
具体的な説明と役割の違いについて以下で解説しますね!
ユーザー向け(HTML)サイトマップ
HTMLサイトマップはユーザーが目的のページを探しやすいようにサイト内全体の構造を伝える役割があります。
例えば、私のブログのサイトマップは以下になります👇

このようにカテゴリーごとの記事が一覧になって表示されます。
ユーザーが記事を探しやすく、別ページへのアクセス(回遊率)アップというメリットも期待できますよ。
検索エンジン向け(XML)サイトマップ
XMLサイトマップは検索エンジンロボット(クローラー)が見るためのもので、インデックスしたい記事を伝える役割があります。
「インデックスされる」ということはとても重要で、webのデータベースに保存され、Googleの検索結果に表示されるということ。
つまり、インデックスされなければ検索結果に反映されないのです!
もちろん、普通に記事を公開すればインデックスされるケースもありますが、クローラーがXMLサイトマップを通してサイト内を巡回することで、インデックスを早められることが期待できます。
これはGoogleサーチコンソルに連携する必要があるので後ほど解説していきまね。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの役割の違い
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの役割の違いはこちら👇
種類 | 対象 | 違い |
HTMLサイトマップ | ユーザー(読者) | デザイン性があり、見やすい地図 |
XMLサイトマップ | 検索エンジン | 検索エンジンロボットが巡回する地図 |
まとめると、サイトマップが「何を対象としているか」ということです。
HTMLはデザイン性があり見やすく、XMLは検索エンジン向けなのでユーザーにとって見づらく利便性はありません。
また、サーチコンソールに連携できるのはXMLサイトマップだけです。
ですので、サイトマップはHTML・XMLの両方を作成しましょう。
【図解】WordPressでサイトマップを簡単に作成・設定する方法

ここからはWordPressで簡単にサイトマップを作れるプラグインをユーザー向け(HTML)と検索エンジン向け(XML)に分けて紹介していきます!
【ユーザー向けプラグイン】PS Auto Sitemap
PS Auto Sitemapはユーザー向けのHTMLサイトマップを作れるプラグインです。

インストールして「有効化」をクリックしたら「固定ページ>新規追加」で記事作成ページを開きます。
タイトルは「サイトマップ」で大丈夫です。
記事ページに以下のHTMLコードを挿入します👇
<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>
作成画面はこの状態で完成です👇

このとき、固定ページの記事ID(赤枠部分)をメモしておいてください👇

次にWordPressのダッシュボードへ戻り「設定>PS Auto Sitemap」を選択してサイトマップの設定を行います。
赤枠の部分に先ほどメモしたIDを入れて下さい。


基本的な設定内容は人によって異なりますが、私は
- ホームページリストの出力のチェックをなし
- 固定ページリストのチェックなし
- スタイル→キューブ
に設定しています。
スタイルは13種類あり、それぞれデザインが異なるのでこちらは好みで決めましょう。
初診者でも簡単にデザイン変更できるので便利ですよね♪
これで「変更を保存」すればHTMLのサイトマップは完成です!
ユーザーの目に触れるために、フッターやサイドバーなどサイト上のメニュー画面に追加しておきましょう。
【検索エンジン向けプラグイン】Google XML Sitemaps
次に検索エンジン向けにおすすめのプラグインは「Google XML Sitemaps」です👇

こちらもインストールして「有効化」にしたらダッシュボードから「設定>Google XML Sitemaps」へ移動します。
基本的な項目は「HTML形式のサイトマップを含める」のチェックを外しましょう👇

「投稿の優先順位」は以下に設定がおすすめです👇

検索エンジンロボットにコメント数の多い記事を優先する必要がないからです。
下へすすみ、今度は「カテゴリーを含める」にチェックを入れましょう👇

カテゴリーURLがインデックスされると、中の記事をクローラーが巡回しやすくなるのでおすすめです。
最後に「優先順位の設定」というところに関しては
- アーカイブ別
- タグページ
- 投稿者ページ
をそれぞれ「0」に変更しています👇

これは基本的にサイトマップへ送信する必要がないサイトがほとんどだと思うので、今回は「0」に設定しています。
サイトによっては、カテゴリーに含めていない記事やインデックスしたくない記事があるなど、今回の設定が当てはまらない方もいると思うので、自分のサイトに適切なものを設定してみて下さい。
「設定を更新」をクリックしたら、クローラーにお知らせする必要があるためサーチコンソールと連携していきましょう!
Google XML Sitemapsとサーチコンソールを連携する方法
XMLサイトマップを作成したらサーチコンソールと連携していきましょう!
Googleサーチコンソールの登録がまだの方は先に登録してくださいね。
サーチコンソール左の「サイトマップ」を選択します👇

sitemap.xml , sitemap.xml.gz , feedをそれぞれコピペして合計3回送信します👇

これでXMLサイトマップをサーチコンソルに連携できました!
コピペして送信するだけなので簡単ですね。
お疲れ様です♪
サイトマップの必要性は?すぐに設定すべき?
結論からいうと、サイトマップはWordPress開設時にあわてて作成する必要はありません。
そもそもサイト内の構造はカテゴリー分けやナビゲーションメニューなどの設置の方が重要だからです。
優先順位としてはそのあとで十分間に合います。
また、XMLサイトマップも最初に設定しておくとクローラーが巡回しやすく、インデックスが早まる可能性はありますが、Googleサーチコンソールから記事ごとにインデックスすることもできますよね。
Google検索セントラルでも以下の記述があります👇
サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます。 適切にリンクされているというのは、なんらかのナビゲーション(ページに配置したサイトのメニューやリンクなど)によって重要なすべてのページに移動できる状態を指します。サイトの各ページが適切にリンクされている場合でも、大規模なサイト、複雑なサイト、専門性の高いファイルのクロールを改善する手段としてサイトマップが役立ちます。
Google検索セントラルーサイトマップが必要かどうか
なので、特別急いで設定する必要はありません。
「そろそろ記事数が増えてきたのでサイトマップを作りたい!」という方はHTML・XMLの両方を設定して下さいね!
まとめ:サイトマップはプラグイン導入で簡単に作成できる
サイトマップ作成手順はこちら👇
- PS Auto Sitemapでユーザー向けのHTMLサイトマップを作成
- Google XML Sitemapsで検索エンジン向けのXMLサイトマップを作成
- Google XML Sitemapsとサーチコンソールを連携
ブログ開設時に急いで設置する必要はありませんが、SEO効果もあるので記事数が増えてきたタイミングで設定しておくことをおすすめします。
このようなSEO対策はサイトマップを作る以外にもたくさんあるので、以下もあわせて参考にしてみて下さい👇

最後まで見て下さり
ありがとうございました。