電動歯ブラシの最大の特長は、短時間で効率的に歯垢除去できる所!
しかし、「実際、きちんと磨けているのかな?」と不安になりますよね。
実は、使い方を間違えると本来の洗浄力を活かせなかったり、歯茎を下げる原因になったりと逆効果に…!
そこで今回は、電動歯ブラシの正しい使い方や効果的に磨くためのコツを注意点とともに解説していきます!
これから電動歯ブラシを使いたいと思っている方や、実際にお使いの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【この記事の作成者】

- 歯科衛生士歴10年
- 虫歯・歯周病・審美・外科・小児・矯正など歯科に関係するほぼすべての分野で臨床経験あり。
- 2人の子を持つの育児奮闘中ママ
効果を最大限に発揮するために!電動歯ブラシの正しい使い方

では本題の電動歯ブラシの正しい効果的な使い方についてご紹介します♪
それぞれ順番にみていきましょう。
歯ブラシの毛先は当てながらスライドさせる
まず、電動歯ブラシは振動パワーで歯垢を除去するので、1歯ずつ「当てるだけ」というのがポイント!
手磨きのようにゴシゴシ磨く必要はありません
ゴシゴシ磨いてしまうと、電動歯ブラシ本来の「歯垢をはじく」という効果が半減されてしまうため、1本1本当てながらスライド移動させていきましょう。
奥歯の咬み合わせの面はブラシを垂直に当てる
歯面に合わせてブラシを垂直(90度)に当てて磨くことを意識しましょう。
特に咬み合わせの面は細かい溝がたくさんあるため、歯ブラシの角度が曲がっていると取り残してしまう原因になります。
垂直に当てることで振動が均等に伝わるため周りの汚れも浮かして落とす効果が期待できますよ♪
歯と歯茎の境目はブラシを斜め45度に当てる
実は、歯と歯茎の隙間にも歯垢はたまります。
隙間が磨けていないことで発症しやすいのが、よく聞く「歯周病」という病気です
健康な歯茎の方はこの歯と歯茎の隙間が1ミリ~3ミリ程度空いているので、歯ブラシの角度を斜め45度に当て、振動効果で汚れをはじきだしましょう!
歯茎が腫れていたり、歯周病になっていたりする場合は、隙間が3ミリ以上あり汚れが入りやすい状態になっているので、歯医者さんで検査&クリーニングをして歯茎自体を引き締めておくことをおすすめします。

鏡で確認しながら行う
手磨きも電動歯ブラシも、基本は「鏡を見ながら行う」ということが重要なポイントです…!
直接見ることで、汚れが付いている所や意外と当たっていない部位が発見できます。
TVを見ながら・ケータイを触りながらといった”ながら磨き”をしていませんか?
歯ブラシが適切に当たっていないだけでなく、歯磨き粉の爽快感で必要な時間磨けていないケースも出てくるので注意しましょう。
電動歯ブラシをさらに効果的に使うためのコツ!


ここからは上記の正しい使い方にくわえ、より効果を最大限に発揮するポイントを4つに分けてご紹介します!
【1】タイマー機能を有効活用する
電動歯ブラシには「タイマー機能」というのが備わっているものがほとんどです。
タイマー機能とは、振動などで「何秒たちましたよ」とお知らせしてくれる機能のこと
電動歯ブラシは約2分間で全体の歯垢除去が完了する特長があるため、15秒ごとや30秒ごとで知らせてくれることにより、上下左右をバランスよく磨けるメリットがあります。
例えば、30秒ごとにタイマー機能がついている場合、具体的には以下の方法で行いましょう👇
- 下の歯の表面・裏側で30秒ずつ(計1分)
- 上の歯の表面・裏側で30秒ずつ(計1分)
ちなみに、1歯面を磨く秒数は1~2秒ほど当てていく計算となります。
手磨きに比べ、全体を均等に磨くことが可能になりますよ♪
【2】磨く順番を決めておく
磨き残しを少しでも減らすために、歯ブラシを当てる順番は決めておくのがポイントです!
具体例)右上奥→上の前歯→左上奥→左下奥→下の前歯→右下奥といった感じで、順番に「コの字」で磨いていくとスムーズです♪
また、当て方はこの3つのポイントをおさえましょう👇
- 歯面は垂直に当てる
- 歯と歯茎の境目を斜め45度に当てる
- 前歯は歯ブラシをたてて当てる
上記の当て方を意識しながら奥歯→前歯にかけて徐々に移動しながら磨いていきましょう
【3】替えブラシの交換時期を守る
手磨きの歯ブラシのように、電動歯ブラシも時期を見てブラシ交換が必要です。
毛先の広がりがでてきてしまうので、歯垢除去率を落とす原因になります
替え歯ブラシの交換時期はメーカーによって異なりますが、一般的に1~3カ月目安でブラシ交換を推奨しているものが多いです。
歯ブラシ自体を衛生的に保つためにも、この交換時期はしっかり守りましょう。
【4】ジェルタイプの歯みがき粉を使う
電動歯ブラシを使う際は「研磨剤無配合」のものを選のがおすすめです。
なぜなら、手磨きよりも洗浄力が高いため、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと歯を傷つける原因になることがあります。
中でも研磨剤無配合の歯みがき粉としておすすめなのが「ジェルタイプ」!
透明なので磨いてる歯面も見やすく、薬用成分がすみずみまで行き渡りやすい特長があるため、電動歯ブラシとの相性も抜群です♪
おすすめのジェル歯磨き粉はこちらを参考にしてみてくださいね👇



★電動歯ブラシもフロスは必須!
電動歯ブラシは強力な洗浄力が魅力の1つですが、歯間の細かなすき間までは限界があります。
そのため、どんな歯ブラシを使っていてもフロスの使用は必須です。
特に、1日の汚れを落とすために就寝前のフロスは必ず行いましょう。
歯科医院で販売・使用されるフロスは、市販のものよりも毛束が多く、歯垢をからめとりやすいのが特長。
その中でもフロアフロスという商品は、384本の細かい繊維で作られているため、患者様にも「しっかりとれた!使いやすい!」と実感の声をいただけている人気のフロスです👇
フロス使っていない方は、ぜひ試してみてくださいね♪
初めての人でも使いやすいおすすめの電動歯ブラシは?
電動歯ブラシは比較的高価なものが多いので「合わなかったらどうしよう」と購入を迷ってしまう方も多いと思います。
実際に、「思ったよりも振動が強くて手磨きに戻した…」という方も少なくありません。
そんな不安を抱えている方には、購入すると高価な本体を無料で使用できるサブスク電動歯ブラシがおすすめです♪
中でも、替え歯ブラシが1本308円で利用できる「ガレイドデンタルメンバー」は、契約回数のしばりもなく安く始められるので、電動歯ブラシデビューの方には特におすすめ!
>>ガレイドデンタルメンバーの詳細はこちら
実際に私も家族で利用しているので、使用感等のレビューを詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみて下さいね👇



その他、気になる電動歯ブラシのQ&A


最後に電動歯ブラシのQ&Aをまとめました!
利用者の素朴な疑問から、購入検討している方にも役立つ情報なので、ぜひ参考にしてみて下さいね♪
ホワイトニングモードは歯が白くなるの?
メーカーによっては「ホワイトニングモード」が搭載のものも多く、「歯を白くすることはできるの?」と気になるところですよね。
実際のホワイトニング効果についてですが、薄い着色汚れなどを落として「歯本来の白さ」を取り戻すことに役立ちますよ♪
私はよくホワイトニング歯磨き粉と併用してこのモードを使う事があります♪
詳細を知りたい方はホワイトニング効果についてまとめたこちらの記事を参考にしてみて下さい👇



電動歯ブラシのお手入れ方法は?
電動歯ブラシのお手入れ方法は以下がポイントです👇
- ブラシ部分の水洗いは本体から外して行う
- 本体が汚れていれば濡れたタオル等でふき取る
- 電源を入れて水気を飛ばす
- 通気性の良い所に保管する
電化製品なので、本体はぬらさないように歯ブラシだけを水洗いするように心がけましょう。
本体に唾液などがついて不衛生な場合は、濡れたタオルや除菌シートで定期的にふき取っておくと衛生的です。
また、洗った後にブラシを装着してもう一度稼働させることで、水気がとび早く乾かすことができます。
細菌繁殖の原因にならないためにも、湿気の多い所への保管は避けて下さいね。
子供でも電動歯ブラシは使える?
電動歯ブラシは子供用もあります!
対象年齢はメーカーによりますが、3,4歳頃から使えるものが多いです。
お子様が歯磨きを楽しむきっかけになったり、仕上げ磨きに自信のない方が利用することもあるので、歯磨きの意識づけに有効なアイテムとなる方もいらっしゃいますよ。
おすすめの子供用電動歯ブラシはこちらを参考にしてみて下さい👇



電動歯ブラシ本体の寿命はどのくらい?
電動歯ブラシは購入すると高価なもの。実際どのくらい使えるのか気になる所ですよね。
結論、給電方法によっては長く使える商品がほとんどです。
【おもな給電方法】
- 置き型充電
- USB充電
- 乾電池
乾電池タイプについては1日2回の使用でだいたい3カ月ほど使えると言われています。
使い方を間違えなければ、どの電動歯ブラシも半永久的に利用できますよ♪
おすすめ電動歯ブラシはこちらを参考にしてみて下さいね👇



電動歯ブラシの正しい使い方をマスターして歯の健康を維持しよう!


将来的に自身の歯で長く生活するためにも、電動歯ブラシを利用して虫歯や歯周病予防に役立てていきましょう!
最後にもう一度電動歯ブラシの正しい使い方について以下にまとめておきます👇
【使い方】
- 歯ブラシの毛先は当てるだけ
- 鏡を見ながら行う
- タイマー機能を有効活用する
- 磨く順番を決めておく
- ジェルタイプの歯みがき粉を使う
歯の健康を維持していくアイテムの1つとしてぜひ電動歯ブラシを活用してみてくださいね♪
最後まで見て下さりありがとうございました。