- 子供にキシリトール商品を与えたい
- 何歳ごろから食べさせていいの?
- ガム以外にもおすすめ商品はある?
- 食べるタイミングはいつがいい?
このような方におすすめの内容です。
キシリトールにも様々な商品があり、対象年齢が記載されていないものもあるのでどれを与えていいか迷ってしまいますよね。
また「実際に虫歯予防効果はあるの?」と気になっている方も多いと思います。
今回は子供でも食べられるキシリトール100%商品とその虫歯予防効果についてママ歯科衛生士が紹介していきます。
歯科専売品や市販品、実際に食べられる対象年齢もまとめていきますね
小さなうちから歯を丈夫にすることで、虫歯になりづらい口内環境を手に入れることができますよ!
最後まで読んでキシリトールの効果や食べ方までマスターしていきましょう。
【この記事の作成者】

- 歯科衛生士歴10年
- 虫歯、歯周病、審美、外科、小児、矯正など歯科に関係するほぼすべての分野で実践経験あり。
- 2人の子を持つ育児奮闘中ママ
キシリトール の虫歯予防効果は?100%以外の商品はダメなの?

まずはキシリトールが持つ虫歯予防効果について理解しておきましょう。
キシリトールは代用甘味料の一種で砂糖の代わりに使われる糖アルコールのことです👇
キシリトールは、ソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。自然界では多くの果実や野菜に含まれています。
引用元:キシリトールとは
キシリトールの虫歯予防効果とは?おもな働き
キシリトールには以下の特長があります👇
【キシリトールの働き】
- 虫歯菌が出す酸を作らない
- 歯質を強くする
- 唾液分泌の促進
虫歯菌はおもに砂糖などの糖分をエサにして繁殖していきます。
この糖分をキシリトールに切り替えることで、エネルギーとして取り込めなくなり虫歯菌が死滅するんです!
実際にキシリトールを摂取することで、虫歯菌は減少していくことが証明されています👇

引用元:キシリトールについて
キシリトールは100%配合のほうがいい?

おやつやガムの中にキシリトールが入っていても、成分表に【砂糖・果糖】の記載があると虫歯の原因になります。
つまり虫歯予防を目的として購入するようであれば、砂糖不使用は必須で【キシリトール100%】もしくはキシリトール以外の【代用甘味料】配合のものを選ぶのがおすすめです。
キシリトール以外の代用甘味料も唾液分泌を促進させたり、歯の再石灰化作用がありますが、虫歯菌を死滅させる働きを持つ代用甘味料はキシリトールだけ。
できればキシリトール100%商品の方が、虫歯予防効果に期待できます。
成分チェックは商品の裏面をみて
- 代用甘味料(キシリトール、○○○)の配合
- 砂糖不使用
- 果糖不使用
などの記載があるかチェックしましょう。
砂糖と比べてカロリーも低いので、妊婦さんやダイエット中の方にもおすすめですよ♪
市販品と歯科専売品のちがいは?
スーパーや薬局などでキシリトール配合の商品を見かけますが、実際に成分表をみると100%配合の商品はほとんど置かれていません。
つまり、キシリトール100%商品はおもに歯科専売品で取り扱われています。
市販品でもキシリトール50%以上が虫歯予防に効果的と言われています。
市販品を購入する場合は配合量を事前にチェックしましょう。
ではここからは、ママ歯科衛生士おすすめのキシリトール100%商品をジャンル別に紹介していきますね!
1、キシリトール100%のチョコレート
みんな大好きチョコレート🍫✨
おいしく食べれて虫歯も気にならないって最高ですよね(笑)
歯医者でも多く取り扱われている人気の2品を紹介します👇
①リカルチョコレート

引用元:ciモール
- 利用目安:2歳~
- 個包装
- 歯の形のチョコレート
- 歯科専売品
個包装なので持ち運びにも便利!
歯磨き後のご褒美として♪
ママのおやつや妊娠中の方にも最適。
ちゃんとチョコレートの味でおいしいです♡
私の職場でも検診のご褒美に子供たちにプレゼントしています。
歯科専売品で定番の人気商品ですよ♪
②キシリラブチョコレート

引用元:お口の専門店
- 利用目安:2歳~
- ハート型
- 個包装
- 他商品より内容量が多い
こちらはハート型で個包装💛
一袋あたりが少し高めになっていますが、その分他の商品より内容量が多くなっています!
ハート型なので友チョコとして子供のプレゼントに渡しやすい商品です♪
2、キシリトール100%のグミ
続いてはキシリトール100%のグミの紹介です!
虫歯になりやすいお菓子第1位にランキングされているグミ。(笑)
そんなグミですが、キシリトール100%なら虫歯を気にしなくていいですし、弾力があるので顎の筋力向上にも期待できます✨
顎の発達は歯並びにも影響するので、噛む力を鍛えることは実はとても重要なんです!
その中でもおすすめの4品を紹介していきますね♪
①みかんグミ

引用元:B.S.A
- 利用目安:3歳前後~
- ハードグミ
- みかん味
- 口臭予防やドライマウス予防にも役立つ
みかんグミの対象年齢は記載がなく、ハードタイプのグミなので奥歯でしっかり食べれるようになる3歳前後からがおすすめです!
ハードタイプなので噛むトレーニングにもなりますね。
また、噛むことで唾液分泌が促進されるので、口臭予防やドライマウスの改善にも期待できます♪
子供だけでなく、顎の筋力が衰えたり唾液分泌が減りがちな高齢の方にもおすすめですよ。
②歯っぴぃキシリグミ ヨーグルト味

引用元:P.D.R
- 利用目安:2歳~
- ヨーグルト味
- 個包装
- 歯科専売品
- ハードグミ
キシリグミもみかんグミ同様ハードタイプのキシリトールグミです。
キシリトールは口の中に長く留める方が効果的なので、噛み応えのあるグミは最適✨
一応2歳~4歳は1回につき1粒目安になっているので、歯磨き後のご褒美など特別な時にあげるのがいいかもしれません!
個包装なのでプレゼントや持ち運びにも便利ですよ♪
③キシリの力 フルーツグミ

引用元:デンタルフィット
- 利用目安:3歳前後~
- いちご・マスカット・レモン味
- 個包装
- 31粒の大容量(1か月分)
- 1日1粒
子供に人気のフレーバーで【マスカット・イチゴ・レモン】の3種類♪
31粒の大容量ですが個包装です。
また、キシリの力グミを食べると、3時間後でも通常の口内pH(中性)をキープ!という試験結果もでています。
虫歯菌は口内が酸性に傾くと活発化しやすいので、長時間虫歯になりづらい口内環境にしてくれるのはありがたいですよね。
色んなフレーバーを楽しみたい方はこちらがおすすめです♪
④リカルグミ

引用元:ciモール
- 歯科医と歯科衛生士が開発
- 利用目安:3歳前後~
- 人気のぶどう味
- ハードタイプ
リカルグミは歯科医師と歯科衛生士が開発したキシリトール100%グミです。
人気のぶどう味で【噛むトレーニング】を意識したハードタイプ!
私も顎が弱いので顎のトレーニングとダイエット用のおやつとして子供と一緒に利用してます(笑)
ぶどう味が好きな方はリカルグミを利用してみて下さい♪
3、キシリトール100%のラムネ・タブレット・キャンディ
最後はラムネ・タブレット・キャンディをまとめて紹介していきます!
キシリトールは長時間口の中に留めておくと効果的なので、タブレットやキャンディは特におすすめです♪
その中でもおすすめ4品を紹介していきますね!
① キシリトール タブレット しまじろう

引用元:ロッテ
- ぶどう・いちごの2種類
- 利用目安:2歳ごろ~
- 1度に1粒目安
大人気のしまじろうタブレット🍬
味は【ぶどう・いちご】の2種類が入ってます。
実はキシリトール100%商品なのにスーパーやドラックストアでも多く売られているので手に入りやすいのが特長!
1袋あたりが安いのも魅力です♪
我が家でも歯磨き後に「嚙まないで舐めてね♪」と伝えて子供に与えています♪
コスパ重視の方はしまじろうタブレットを利用しましょう!
②ファジーロック

引用元:ビタットジャパン
- イギリス生まれのキシリトールキャンディー
- 予防歯科大国フィンランドの天然キシリトール
- ひんやりして噛むとシャリシャリ
- 1度に1,2粒目安
- 飲み物の砂糖代わりにも✨
ファジーロックは対象年齢の記載がありませんが、シャリシャリしてかみ砕きやすいので奥歯が生え揃っている2歳半以降であれば問題ないと思います。
また、長時間お口に留めやすいので仕事中や運転中の眠気覚ましなどの日常使いもしやすいですよね。
私は食べづわりの時に重宝しました…(´;ω;`)✨
口内環境が悪化しがちな妊婦さんにもおすすめですよ♪
③歯医者さんが作った棒キャンディー

引用元:FEED
- 嬉しいロリポップキャンディ
- 利用目安:2歳頃~
- メロン・イチゴ・パイナップル味
子供が喜ぶロリポップキャンディ!
長くなめられて虫歯にならない成分なので子供にも安心して与えられますね♪
ホワイトデーのお返しや子供のおやつに最適ですよ!
④歯医者さんが作ったデンタルラムネ

引用元:FEED
- 対象年齢:3歳以上
- 5粒個包装
- 歯磨き後に家族みんなで✨
最後の紹介はラムネです♪
一袋5粒入りですが、1回の利用目安は1,2粒になっています。
可愛いハートの形で5粒個包装なので歯磨き後に家族みんなで食べてもいいかもしれません。
ラムネ好きのお子様におすすめですよ♪
キシリトールの効果的な食べ方は?
最後にお子様がキシリトールのおやつを食べる効果的なタイミングや注意点も含めて解説していきます!
キシリトール商品は歯磨き後(寝る前)に与えるのがおすすめ!
基本は歯磨き後に与えるのがおすすめです。
キシリトールの成分を行き渡らせるために、歯垢などが付着していないキレイな口内の方が効果的に作用しやすくなります。
また、寝ている間が口内乾燥しやすく虫歯菌が繁殖するので、寝る前の歯磨き後は特におすすめのタイミングですよ♪
その場合は「おやつの時間」という名目ではなく、
- 歯磨きを頑張ったご褒美
- 虫歯予防のため
と伝えてからあげましょう!
もちろん、「おやつ代わり」として与えても問題ありません!
与えすぎ・食べ過ぎに注意!
対象年齢に合わせて摂取する分には問題ありませんが、摂りすぎはおなかがゆるくなるため注意しましょう。
1回の利用個数に制限があるので、与える前にチェックしてくださいね。
また、タブレットなどは誤飲の危険があるので、寝る前に食べさせる場合は寝たまま食べさせないように気を付けて見守りましょう。
【まとめ】キシリトール商品を利用して虫歯予防に役立てよう!
最後にキシリトールの働きについてもう一度まとめておきます👇
【キシリトールの働き】
- 虫歯菌が出す酸を作らない
- 歯質を強くする
- 唾液分泌の促進
キシリトールを継続的に摂ることで虫歯予防や歯質の強化に役立つので、お子様の歯の健康維持にぜひ活用してみてくださいね♪
今回紹介した商品はこちらの10種類です👇
健康な歯を保つためにお子様のうちから歯磨き後のケアとして与えてあげましょう♪
このように虫歯予防のために歯磨き+αで予防する方法は、キシリトールの他にも
というものがあります。
乳酸菌タブレットは、キシリトールとは違う成分で虫歯予防に役立ちますよ♪

ぜひあわせて参考にしてみて下さい!
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。