- 自宅でもフッ素塗布がしたい
- 大人も子供も一緒に使えるものはある?
- 次の定期検診までに虫歯ができないか不安
虫歯のリスクが高い方や
虫歯になりやすい子は
歯医者でフッ素塗布をしていても
次の健診時にまた虫歯が…なんて
経験も少なくないですよね。
子供の歯もやわらかいので
虫歯には気を付けて
いきたいところ…!
自宅でできる虫歯予防として
フッ素塗布ができる商品や
その効果的な使い方などを
歯科衛生士の知識と経験をもとに
紹介していきます。
市販品や歯科専売品まで
幅広く知ることができ、正しい使用方法で
虫歯予防することができますよ♪
自宅でできるおすすめ フッ素塗布 商品とその効果的な使い方

では自宅でできる
フッ素塗布のセルフケア商品を
4つご紹介します♪
今回厳選しておすすめするのは
こちらの4種類👇
市販品で購入できる液体フッ素や
歯の生え始めから利用できるジェル・
泡タイプなどあるので比較してみて下さい♪
特長や使い方含めて
解説していきます!
①オーラルケア ホームジェル

※引用元:Amazon
- フッ化第一スズ配合
- 滞留性のいいジェルタイプ
- 発泡剤無配合
- フレーバー豊富
歯磨き粉などに含まれている
フッ化ナトリウムではなく
フッ化第一スズ(970ppm)配合。
フッ化ナトリウムも
フッ化第一スズも基本は
”歯質強化”に役立ちます。
中でもフッ化第一スズは
虫歯予防だけでなく
歯肉炎予防にも効果的。
強い殺菌作用があり、
虫歯や歯周病の原因となる菌を
減らすことに役立ちます。
フッ化第一スズ入りの歯みがきジェルを
毎日使うと、虫歯の発生と進行を
98%抑えることが世界的に認められています👇

毎日の使用が効果的!
ホームジェルの使い方
- いつもの歯磨き
- ホームジェルを歯ブラシで全体に塗る
- うがいせず軽く吐き出す
使用後は30分飲食を控えると
効果的なので就寝前がおすすめ
使用量は以下の通りです👇
- 大人→1日1g(2㎝程度)
- 3~6歳→0.5g(1cm程度)
- 6ヶ月~3歳未満→0.25g(0.5cm程度)
ジェルは滞留性もよく
歯に留まってくれる働きがあります。
大人から子供まで
家族全員で利用できるのも
おすすめポイントです♪
※妊娠中の方も口内トラブルが
増えやすいので虫歯予防対策に
役立ちます。
②レノビーゴ

引用元:レノビーゴ
- フッ素濃度100ppm
- 歯の生え始めからOK
- 歯磨きの度に使用可能
- スプレー式
歯の生え始め(0歳)から
日常使いができるスプレータイプの
フッ素です♪
フッ素濃度が低く配合されているので
どちらかというとお子様向け。
1日の使用制限はなく、
歯磨きの度に使用可能です!
レノビーゴの使い方
- まず通常の歯磨き
- 歯ブラシにレノビーゴを7,8回吹きかける
- 歯全体にブラシでなじませる
使用後はうがい等せず
そのままでOKです♪
小さいお子様の虫歯予防習慣に
利用しやすい仕様になっています
③ピジョンフッ素コート

引用元:ピジョン
- フッ素濃度100ppm
- 歯の生え始めからOK
- 泡(フォーム)タイプ
- 歯に付いたか分かりやすい
- フッ素&キシリトール配合
こちらも低濃度フッ素なので
お子様向け。
泡タイプなので口内にしっかり
塗布できたことが確認でき、
使いやすいのが特長です✨
そして虫歯菌に酸を作らせない作用がある
キシリトールも配合されているので
より乳歯の虫歯予防に特化した商品です。
(キシリトールについては
こちらで解説しています👇)

歯磨き粉の泡立ちを
嫌がる子は苦手かもしれません
- ホームジェル→ジェル
- レノビーゴ→液体
ですので、泡立ちが苦手な子は
最初に紹介した2つがおすすめです
ピジョンフッ素コートの使い方
- まず通常の歯磨き
- 歯ブラシ全体に泡をのせる
- 歯全体にブラシでなじませる
使用後は基本うがいなしですが
唾液を吐き出す分には問題ありません。
フッ素+キシリトールで
効果的に虫歯予防に役立ちますよ♪
④クリニカ フッ素 メディカルコート


引用元:クリニカ
こちらが最後の紹介です!
- 第3類医薬品
- 市販で認められる最大のフッ素濃度
- 4歳~使用可能。
- 子供も使いやすいライチミント味
- 刺激がないノンアルコールタイプ
第3類医薬品は、
薬剤師もしくは登録販売者から購入できる
医薬品のことです。
フッ素を市販で認められている
最大のフッ素濃度(225ppm)配合。
ブクブクうがいするだけで、
フッ素が口内のすみずみにまで行き渡り、
歯にしっかり留まって効率的に
フッ素を残すことができる液体フッ素✨
4歳から利用可能なので
家族で利用できます。
液体なので
コスパ重視でケアしたい方に
おすすめの商品です♪
フッ素メディカルコートの使い方
- 専用キャップにそそぐ
- 30秒~1分間うがいする
- 吐き出したらうがいは不要
製品紹介の動画もありました👇
こちらは1日1回の使用制限があります。
先ほどもお伝えした通り
寝る前の使用が一番効果的です✨
フッ素塗布 の効果と注意点


毎日のフッ素塗布は虫歯予防に
役立ちますが、おもにどのような効果が
あるかと注意点をあげていきます。
①フッ素の効果
フッ素に期待できる効果は3つ👇
- 初期虫歯を治す
- 歯を強くする
- 虫歯菌の活動を抑える
初期虫歯を治す
歯の表面は食事や間食などが原因で
溶けていきますが、唾液のカルシウムなどで
元に戻しています。
この作用が追い付かない場合、
(だらだら食べて溶ける時間が長くなり
虫歯へ進行する)
フッ素が歯を元に戻すことを助けるため
初期虫歯を治すことに役立ちます。
歯を強くする


唾液のカルシウムなどの成分は
歯の表面を元に戻す働きがありますが、
フッ素はその成分と結びついて
さらに硬い層を作ります。
これが繰り返されるので
歯を丈夫に強くすることに役立ち、
虫歯になりにくい状態にしてくれるのです。
虫歯菌の活動を抑える


歯の表面は虫歯菌が出す酸によって
溶けていきます。
フッ素はこの虫歯菌のだす酸の量を減らし
虫歯を予防していきます!
②フッ素の注意点
- フッ素後はうがいを控える
- 中毒量は1kgあたり2mg
- フロスはフッ素前に使用する
フッ素塗布 後はうがいを控える
フッ素をしっかり吸収できるよう
使用後のうがいは控えましょう。
歯医者でのフッ素塗布でも
塗布後は30分飲食を控えるよう
お伝えしています♪
滞留させている間はうがいすると
流れてしまうため、気持ち悪い場合は
唾液を吐き出すのがおすすめです。
中毒量は1kgあたり2mg
中毒量は体重1kgあたり2mg。
つまり、歯磨き粉もフッ素塗布も
使用量では中毒量には達しないため
飲み込んでしまっても
特に問題はありません!
フロスは フッ素塗布 前に使用する


歯磨きだけでは全体の6割程度しか
汚れが落ちません。
残りの4割は歯間です!
つまり、フロスは1日1回は
必ず行いましょう。
歯間の虫歯リスクが高まってしまう
原因になります。
歯磨きとフロス、両方済ませてからの
フッ素塗布がより効果的ですよ♪
歯医者の フッ素塗布 との違いとは?


歯医者のフッ素塗布との違いは
フッ素の濃度です!
資格をもった歯科医師や
歯科衛生士が訓練をもとに
高濃度フッ素を塗布します。
【方法】
- 歯ブラシ法
- 綿球法
- トレー法
基本は綿球でフッ素ゲルを塗布する
綿球法が主流ですが、
年齢によってはその他の方法で
行うこともあります。
自宅では歯ブラシを使って行いましょう。
歯医者の定期検診やクリーニング後に
初めてフッ素を行う方は
こちらの記事も参考にしてみて下さいね👇



日々のオーラルケアに フッ素塗布 をとりいれて自宅で虫歯予防しよう!


歯医者のフッ素塗布とはちがい
自宅で行えるフッ素は
ジェル・スプレー・泡・洗口液が
あることが分かりました。
今回紹介した商品はこちら👇
自宅で安全に行えるよう、
フッ素濃度は低いですが
毎日の使用で歯の強化につながるので
歯の健康を保つアイテムとして
使用してみてください✨
歯磨き時にフッ素入りの歯磨き粉も
利用している方は
フッ素滞留性の良いジェル歯磨き粉が
おすすめです♪
商品については
こちらの記事をご覧ください👇



また反対に、
フッ素なしでも虫歯予防はできます✨
こちらの記事も併せてご覧ください👇



長くなりましたが
最後まで読んで下さり
ありがとうございました🌸