乳酸菌タブレット はキシリトールと
同じく虫歯予防に役立ちます。
乳酸菌で虫歯予防…どちらかというと
「お腹の調子を整える」イメージの方が
強いですよね。笑
実は虫歯・歯周病・口臭予防に
役立つんです!
そこで今回は
- キシリトールとの違いは何?
- どんな効果があるの?
という所を歯科医院に長く勤める私が
経験と知識を元に分かりやすく解説
していきます。
【この記事の作成者】

- 歯科衛生士歴10年
- 2人の子を持つママ
- 「健康な歯で楽しく長生き」を
モットーに歯科・子育てのブログを
発信しています
乳酸菌タブレット とキシリトールの違いは何?

まず、おもな違いは
こちらの表をご覧ください👇
乳酸菌タブレット | キシリトール | |
---|---|---|
分類 | 乳酸菌 | 代用甘味料 |
由来 | ヒト由来 | 植物由来 |
特徴 | 虫歯・歯周病菌の 増殖を抑制 | 虫歯菌の活動を 弱める |
歯周病への作用 | あり | なし |
口臭の抑制 | あり | なし |
乳酸菌タブレットは
”乳酸菌”を取り込むことによって
虫歯や歯周病の原因菌自体の増殖を
抑制し、口内環境をよくしてくれます。
一方、キシリトールは虫歯菌が摂取すると
歯を溶かす”酸”が産生できなくなり
活動を弱めることで虫歯予防につながります。
(歯周病菌には残念ながら作用しません)
少し違いが分かりづらいかもしれませんが
それぞれ作用機序が異なるというだけで
予防品という目的は同じです。
キシリトールはタブレット以外にも
- ガム
- チョコ
- グミ
- ラムネ
などおやつの代用品としても
種類が豊富なのが魅力。
虫歯予防に特化したおすすめ品は
こちらの記事からご覧ください👇

ここからは乳酸菌タブレットの特徴
をもう少し解説していきたいと
思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
乳酸菌タブレット は口臭予防にも役立つ!


日頃の歯磨き+乳酸菌タブレットを
取り入れることで、
- 悪い細菌(悪玉菌)の繁殖を抑える
- 口内に必要な良い菌(善玉菌)は活かす
という効果があります。
特に虫歯や歯周病の主な原因は磨き残し。
磨き残した歯垢の中には約1億個以上の
細菌が棲みついているのです…!
(細菌の種類も約800種類はいると言われています)
そんな悪玉菌が口臭の原因に!
乳酸菌タブレットは悪玉菌の増殖を
減らし、善玉菌は活かすので
口内環境が整い口臭予防につながるのです✨
では最後にデメリットを
お伝えしておきますね
乳酸菌タブレット のデメリット


デメリットは
- 摂りすぎるとお腹がゆるくなる
- おやつ代わりには難しい
ということ!
食物繊維の多い食事をすると
便通が良くなるのと同じ現象です。
食物繊維の多い食品とは?
玄米・とうもろこし・納豆・おから・さつまいも・こんにゃく・ごぼう・アスパラ・キャベツ・白菜・バナナ・キノコ類・わかめなどがあげられます。
食物繊維の多い食事
「1日1粒」という製品も多いので
おやつ代わりではなく、
食後・歯磨き後のケアとして
利用しましょう。
低年齢からはじめられる!


乳酸菌タブレットは製品にもよりますが
1歳半~2歳ごろの低年齢児から
利用できる商品がほとんど…!
乳歯は永久歯に比べて
とにかく歯質が柔らかい!
虫歯菌が出す酸に溶けやすく
すぐ虫歯になりがち…
乳酸菌タブレットを
お子様のうちから取り入れることで
将来の虫歯や歯周病リスクを減らして
あげることができます✨
ぜひ歯磨き+予防品を取り入れて
健康な歯を維持しましょう!
次に乳酸菌タブレットの
おすすめ品をまとめたこちらの記事を
ご覧ください👇



最後まで見て下さり
ありがとうございました。